2021.11.22 公演の報告

講演「地車(だんじり)残る和船の記憶」(ご報告)

昨日(11月21日)の岸和田だんじり会館での講演「地車(だんじり)に残る和船の記憶」多くの皆さまにご聴講いただくことができました。また、彫刻師(職人)と彫刻家(芸術家)の両方の匠を同時にご覧いただける貴重な機会ともなりました。ご来場の皆さま、関係者の皆さまありがとうございました。
講演会の最後にも申し上げましたが、地元の民俗は、客観的かつ理論的な思考ができる限りにおいて、その内容を方言的な肌感覚で理解できる地元人、あるいは、同じ文化圏の人によって研究されることがベストです。『日本だんじり文化論』には、現在、私が知り得る限りのダンジリ関係の文献史料・絵画史料・フィールドワークの成果、そして、新たな知見を盛り込んでいます。本書が「みんなの民俗学」、「みんなのダンジリ学」が広がる契機となれば幸いです。

『日本だんじり文化論』(創元社)→  https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4261