玲月流とは| about
“Reigetsu-ryu” will convey the charm of Japanese culture and local culture while valuing the sound scenery of the Kaminigiwai of Ubusuna, the origin of Shinobue.
ごあいさつ
![](https://reigetsu-shinobue.jp/wp-content/themes/rgr/assets/images/img_about-profile.jpg)
日本に古くから伝わる竹の横笛、篠笛。
その音色は、時代を越えて我々日本人の心に響き、
日本の音として親しまれてきました。
篠笛は、独奏ではなく、様々な歌舞音曲の中で奏されることが普通ですが、
玲月流では、そこから篠笛のみを抽出し、
篠笛の新たな魅力、可能性を追求しています。
篠笛の音は、心を映す鏡です。
玲月流では、篠笛の呼吸と透明で清らかな音色によって、
心身を静め、自分と向き合います。
奏楽においては、カミに奉る神楽、すなわち「カミあそび」の精神を忘れずに、
一音一音の響きを大切に伝えることを心がけます。
玲月流の目指す篠笛の音は、清らかな月の光。
実践と稽古を繰り返し、身体の内と外の両方から笛の響きを感じて、
心と身体を修養します。
また、自己の研鑽とともに、篠笛が育まれてきた歴史文化も大切にします。
篠笛を自己表現の道具としてだけではなく、
日本の歴史、今、未来を繋ぐ我々日本人の共有の文化遺産と捉えます。
そして、篠笛が育まれ、吹き伝えられてきた、
産土の神賑の祭囃子をはじめとした民俗の音、
また、舞台芸能を含めた篠笛の歴史文化の歩みにも絶えず立ち返り気を配りながら、
先人たちの想いに恥じない、
そして、和楽器としての存在を損なわないような、
楽器や音曲の選択や創作を行ないます。
和風ではなく、真の和を求めて...
時代を越えて受け継がれる篠笛の心を大切にし、
篠笛を吹く喜び、知る喜び、
伝える喜びを共有できる皆さまとの出会いを楽しみにしております。
Akira Morita
School of Reigetsu Style